スゴ過ぎやしませんか?このドラテク!【懐かしのCMクイズ】
懐かしのCMクイズです。クルマ好きな人にはトップの画像だけでもう全てわかってしまいましたかね?
超絶テクニックのカースタントで有名だったこのCM・・、
Q: ズバリ、何というメーカーの何という車のCMだったでしょうか?「社名」と「車名」で答えてください。
軽快な音楽をバックに、パリの街中をダンスでも踊るように複数台の同車がドリフトしたり片輪走行したり・・複数台がピッタリと息を合わせて繰り広げられるカースタントのCFでした。
CGとか一切使わないリアルなスタントだったみたいです。ほんと「すげー!」としか言いようがなかったですね。
CMのシリーズ終盤では‟擬人化”して恋人同士のような設定の映像もありましたが、概ね「同型車が息を合わせてシンクロした動き」というものが多かったですね。まるで双子のように。
ヒント:現在この会社は乗用車は製造販売していません。社名は「双子」にちなんでいます。
思い出しましたか?
社名のほうは、ひらがなで変わった書き方するよな・・
正解は?
「いすゞ自動車株式会社」の「ジェミニ」でした。
Geminiは「ふたご座」って意味ですね
コンパクトで小回り抜群
一番売れた「2代目」モデルは、トヨタの「カローラ」や日産の「サニー」よりも少しコンパクトなデザインで、同じサイズのライバルがいなかったということもあって、大ヒットしました。
「小回りが利く」についてはこのCMが如実に語っていたことでしょう。
クルマの大事な要素である「走りがよい」ことに魅力を見出す‟クルマ好き”の評価はかなり高かったようです。
テレビCMが大きなインパクト・・だったけど
このクルマの推したい点つまり「小回りも含めた走りの良さ」というコンセプトを視聴者に強くイメージさせたテレビCMでした。
ただ、これ以降「ジェミニ」の「3代目モデル」はサイズを大きくして豪華に、それまでの「ヨーロッパ風」を「アメリカ風」に変えたようです。
それだけが失敗の原因だったかどうか分かりませんが、ちょうどタイミングはバブル崩壊の頃、販売は急激に落ち込んで、最終的には乗用車事業から撤退することになったようです。
何かが上手くいったら、さらに次の展開を考えようとしますが、「そもそも上手くいった理由」を捉え間違った「次の展開」を狙うと、せっかく築き上げたものも一瞬にして失うことになりかねません。ちょっと怖いですよね。
当時、いすゞ自動車の中でも、「2代目ジェミニ」の評価された点とこのインパクトのあったCMの効果を正しく認識していれば、もう少し違った結果になったのかもしれませんね。
でも、ほんまこのCMは凄いと思った